Hiroki Tominaga – Atelier

出窓の家 / house of bay window

東面_mini

窓辺の生活をテーマにした某ハウスメーカーの建売住宅コンペで、最終2案まで残ったアイディアです。

キッチン_mini

出窓の窓台の高さを周辺との距離との中でうまくコントロールしてあげることで、料理をつくったり、食事をしたり、勉強したり、寄りかかってゆっくりしたりといういろいろな行為を、明るい窓まわりにつくれるようになりますという提案です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

出窓は、元々はルネサンス後期~バロック期に、主に建物の外観にアクセントをつくる装飾窓として登場しています。その後も建築史上、アールヌーヴォーなど建物の装飾が過多になる度に、出窓はフィーチャーされてきました。
我々のよく知る出窓はこれらを現代的にアレンジしたサッシメーカーのつくる出窓ですが、和モダンやミニマル全盛の現在では完全に下火だそうです。

メインアクソメ_mini

装飾窓としては日本の住宅から完全に消えつつある出窓を、窓辺の作り方を考え直すことでもう一度復活させようという試みでもありました。

子ども部屋_mini

勉強机と一体化した子ども部屋の出窓です。出窓を介して隣の子ども部屋ともつながるデザインになっています。
法規的なことを言えば、出窓は500mmまでは外に出しても建築面積に入りません。床から300mm以上上がっていれば延床面積にも入りません。

テラス_mini

たとえば住宅地の建物は大概敷地境界に平行に建つので、隅に45度に振った出窓をつくると、周囲の窓と対面する心配がありません。

リビング_mini

出窓の窓台の高さをいろいろ考えるとベンチになったり食卓になったりします。
ハウスメーカーは建売住宅のプランを売るのをやめて、この出窓と家具のセットを販売してはどうかと提案しました。
住宅を窓+家具にまで微分することで、より敷地条件に対応しやすい住宅平面の設計が可能になるのでは?と思ったからです。

道路面_mini

この他にも面白い出窓をいろいろ考えたので、冊子化してダウンロードできるようにしていきたいと思います。
商品開発にご協力いただけるメーカーは是非お声がけください。