垂木の住宅(西川材) / House by Rafter (made in Nishikawa)


山の状況をリノベーションにもうまく活用しようという垂木シリーズ第二弾。埼玉県の現場であったので、飯能の特に赤身の非常に美しいスギ材西川材を利用。同じ製材所の在庫にサワラ材があり、これは片面だけ木毛板を貼ることで、半分下地のまま仕上げとしています。 10階まで担ぎあげるのは大変だろうということで全ての材はEVに入る長さとし、短くなったことで生まれるディテールを新たに考えています。

建て主は幼稚園児2人を抱える4人家族で、将来的に子供部屋を仕切れるよう、しばらくは回遊できるワンルームとして用意しました。階下や隣住戸への騒音を心配していたので、元々直床だった床は上げて防音対策し、木部以外の仕上げも吸音を前提にして選んでいます。











延床面積:82.64m2
設計期間:2017年6月-12月
見積期間:2017年12月-2018年1月
施工期間:2018年2月-5月
設  計:富永大毅建築都市計画事務所
施工会社:前澤工務店
木材供給:岡部材木店

photo Takumi Ota