PHILOSOPHY

事務所哲学

国産材の魅力を活かした温かみのある空間を

日本は世界有数の森林大国であり、木材で溢れています。各地の製材所からダイレクトに木材を仕入れるのがTATTAの強みです。木材の構造にもそのまま仕上げにもなりうる多義的な側面を大事にした木の使い方を考え、木の香りがする、調湿力や断熱力による快適な室内環境をつくり、時間と共に徐々に味わい深くなる、自然の一部としての建築を実現します。

長い時間軸の中で考えられた建築を

建物は竣工時が完成ではありません。竣工のその後の50年をつくり、場合によってはその昔の数十年を引き継ぐ行為です。用途変更に対応した構造のありかた、家族の成長による使い方の変化、町並みの引継ぎなど、建築における古くからの知性に学び、ヨーロッパのような長い時間軸の一点に生きるような時間との関係を考えて行きます。

人と周辺と建物とのコミュニケーションデザイン

建築は単体で成立するものでなく、常に周辺があり、人と街や自然、人と建物そのもの、あるいは街と建物の間にコミュニケーションを起こしていくものと私たちは考えています。土地探し、周辺のリサーチをしっかりすることで、建築することがその場所を愛でる方法となるような建物のあり方を探します。

新しい建物のあり方をともに考えます

世界は今大きく変わろうとしています。働くことを暮らしの一部とし、街に生活をつなげていく職住近接的なあり方は、通勤+ベッドタウン的な近代の働き方暮らし方から脱却して、これからの時代の生き方になっていくと考えます。設計プロセスの共有しながら、豊かな社会の実現をひとつの建物から考えます。

TATTAは建築設計を通して、林業と自転車と働き方と教育のサイクルという、身の回りの実践から持続可能な新しい社会の実現を考えて行くチームです。

TEAM

チーム

1/ HIROKI TOMINAGA 富永大毅


代表の富永には建築家の師匠が4人います。坂倉事務所出身で幼稚園やケア施設を多く手掛ける藤木隆男、海外から熱い支持を受ける東工大の塚本由晴、共同住宅、役所に強い東大の千葉学、そして新国立競技場の設計で知らない人はいなくなった隈研吾。千葉事務所では住宅からクリニック、共同住宅の設計を担当、隈事務所では海外のパビリオンから小学校、大規模再開発などの担当を経て独立しました。
4人分+自分たちの豊富な引出しを設計に活かせるのはもちろんなのですが、たくさん師匠がいるのは、より客観的な視点を獲得し、より自由に生きるためだったのだと、富永は言います。
ドイツ留学中にヨーロッパ各地を視察した経験もあり、多彩な経験を建築教育に活かしながら、日々ロードバイクで移動し、通勤時間を子育てに充てるライフスタイルで、2000枚を超えるCDやレコードをかけて仕事をしながら、より豊かな社会の実現をいつも考えています。

  • 株式会社TATTA 代表取締役
  • 一級建築士第348136号
  • 建築学修士
  • 1978 千葉県生まれ Born in Chiba
  • 1997 暁星学園高等学校卒業 Gyosei High School
  • 2001 東京都立大学工学部建築学科卒業 Bachelor of TMU
  • 2003 ミュンヘン工科大留学 Technische Universität München
  • 2005 東京工業大学理工学研究科建築学専攻修了 Master of TIT
  • 2005 千葉学建築計画事務所 Manabu Chiba Architects
  • 2008 隈研吾建築都市設計事務所 Kengo Kuma And Associates
  • 2012 富永大毅建築都市計画事務所 Hiroki Tominaga – Atelier
  • 2019 株式会社TATTA 代表取締役 TATTA CO.,Ltd. CEO
  • 2014-18 首都大学東京 卒業設計八雲賞 審査員
  • 2016- 首都大学東京八雲賞運営委員
  • 2017 新潟卒業設計展Session!2017 審査員
  • 2017- 首都大学東京 非常勤講師
  • 2018- 日本大学 非常勤講師
  • 2019 北陸地方新人合同設計展 審査員
  • 2022- 明治大学兼任講師
  • 2022- 日本工業大学非常勤講師
風のパビリオン(2011)*KKAA担当作
世界的に有名なロンドンのガーデニングショーのために設計されたパビリオン。竹細工の建具が風で回転する。
帝京大学小学校(2012)*KKAA担当作
現代の木造校舎を目指した木質建材を多用した小学校。 BCS賞、学会選奨受賞。
としまエコミューゼタウン(2015)*KKAA担当作
低層部が豊島区庁舎、上層部にタワーマンションの大規模再開発。太陽光などのパネルがとりつく。
ガエハウス(2003)*東工大塚本研担当作
文筆家のクライアントのための鉄骨造の小住宅。軒裏がガラスになっていて柔らかに光が取り込まれる。
鎌倉の住宅(2007)*CMA担当作
周辺への借景を活かした回遊プランでできた木造住宅。角に窓を開けることで視線が抜けるつくり。
辻医院(2009)*CMA担当作
19床の入院施設を備えた診療所兼住宅。長細い路地でも光が入るよう計画された。

2/ YAE FUJIMA 藤間弥恵


パートナーの藤間は千葉学建築計画事務所管理建築士を務め、コーポラティブハウス、共同住宅や公共施設などの設計を担当しました。豊富な建築の実務経験で、3名の建築家がひとつの建築をつくるという共同住宅のまとめ役として建築を実現させています。

  • 株式会社TATTA 取締役
  • 一級建築士第329079号
  • 管理建築士
  • 建築学修士
  • 1980 東京都生まれ Born in Tokyo
  • 1999 八王子東高校卒業 Hachioji East High school
  • 2003 法政大学工学部建築学科卒業 Bachelor of Hosei University
  • 2005 法政大学工学研究科建築学専攻修了 Master of Hosei University
  • 2005 千葉学建築計画事務所 Manabu Chiba Architects
  • 2014 富永大毅建築都市計画事務所 Hiroki Tominaga – Atelier
  • 2019 株式会社TATTA 取締役 TATTA CO.,Ltd. Director
Treform(2012)* CMA担当作
西沢立衛、小川晋一、千葉学の3建築家が共同で設計した1棟の賃貸共同住宅。
諫早市こどもの城(2009)* CMA担当作
森の斜面に建つこどもたちが室内で活動するための鉄骨造の施設。折れ曲がる大屋根の下に様々な居場所が作られている。
ヴィラ・コモン南山手(2013)* CMA担当作
長崎市の伝統的構造物群保存地区に建つ店舗+共同住宅。リビング、浴室からテラス越しに港を臨む。

COMPANY PROFILE

会社概要

株式会社TATTA / TATTA CO.,Ltd.

  • 所在地:東京都八王子市中野上町2-20-1
  • 代表取締役:富永大毅
  • 株式会社TATTA一級建築士事務所
  • 一級建築士事務所 東京都知事 登録番号第63555号
  • 事業内容:
  • ・建築の企画・設計・監理
  •  住宅(個人住宅(アトリエ兼用住宅、二世帯住宅、店舗併用住宅含む)・別荘・集合住宅等)
  •  商業施設(物販・美容室・レストラン・オフィス・ホテル等)
  •  文化施設(アートギャラリー・美術館・コンサートホール等)
  •  教育施設(各種学校・幼稚園・個人教育等)
  •  福祉施設(病院・診療所・老人ホーム・保育所等)
  • ・環境の企画・設計・監理 公園緑地整備(公園・広場・プロムナード等)
  • ・地域の調査・立案 地区・地域計画(調査・総合計画・基本構想・基本計画等)
  • ・インテリアの企画・設計・監理 住宅・商業・文化・教育・福祉施設の内装
  • ・建築物及び都市計画に関するコンサルティング業
  • ・家具のデザイン・製作
  • ・不動産の売買、仲介、斡旋、賃貸及び管理
  • ・以上各号に付帯する業務

AWARD

受賞歴

  • 【日本建築学会作品選集】
    四寸角の写真スタジオ
  • GOOD DESIGN AWARD2021
    奥浅草ハイブリッド
  • 住まいの環境デザイン・アワード2019
    ベターリビングブルー&グリーン賞「入母屋の離れ
  • 第35回住まいのリフォームコンクール
    住宅リフォーム部門優秀賞「垂木の住宅(西川材)
  • AICA施工例コンテスト2017
    最優秀賞「ドーマー窓の家
  • ウッドデザイン賞2017
    建築・空間分野ソーシャルデザイン部門 入選「垂木の住宅
  • JID AWARD2017
    インテリアスペース部門 部門賞「垂木の住宅
  • 第6回木質建築空間デザインコンテスト
    住宅部門賞「片流れの家
  • 第20回木材活用コンクール
    第三部門賞「垂木の住宅
  • 【JID AWARD2016】
    プロダクト部門 部門賞「SunnyHills pop-up units
  • 【タマホームデザインコンペティション2013】
    入選「段畑の住宅
  • 【歯科デザインアワード2016】
    準大賞「たむら歯科