Hiroki Tominaga – Atelier

【都市】大阪中之島界隈

阪急梅田の徹夜での設営を終えて、午後は15年ぶりに大阪散策してきました。ミナミ行ってないというか、ほぼ中之島近辺。
大阪いい町だなあと思いました。ほぼ建物としか話してないんですが、よく分かる。この町がいかに人間を信じているか。東京と公共性が全く異なるというか、公共性なんて言葉が必要ないんじゃないかと思うくらい、本質的にオープンなマインドが大阪にはある。

大阪の街はとにかく多孔質。地下街がやたらつながってるのもそうだけど、どんなビルも入口がたくさんあってセキュリティが緩い。開かれた洞窟的な空間体験というのが、大阪らしさ。東京じゃなかなかこうあちこちからアプローチできる建物の楽しさって少ないなあと。

隈事務所のABCのビルは特徴的でビルが丘を抱えてそこへ大階段を通じて通り抜けられるようになっていてとても楽しい。
市松だったりレンガの透かし積みだったりする多孔質的なスクリーンの表現もよく見られた建築表現。

新旧のコントラストが鮮やかな新しくなったダイビルも一見オープンでないようでいろいろなところから入れてしまう。欧米とは比べ物にならないけど、東京のオフィスビルのセキュリティと比べてもだいぶ違う。ここにも透かし積みのスクリーン。


中之島近辺を歩いていて気づくのは、古い建物が結構残っていること。逆に言えば、土地の価値が異常にあることで、相対的に建物の価値がゴミみたいになるのは日本じゃ東京だけなんだということにも気づかされた。必然的に古い建物が残る街には新しい建築にも文化がある。


水切りだけで建物に陰影をつくっている三井ガーデンホテルとかとてもカッコいい。


一番感動したのは大阪弁護士会館。ファサードとかあらゆるプロポーションがちょっと細いだけでこれほど感動できるのかと。


穴あきレンガのスクリーンとか、狙ってないと思うんだけど、穴あきなことで、上からの光を拾ってすんごい綺麗。とても良かったです。

夜の新幹線の前に竹中の友達と夕飯。久々の大阪を堪能しました。