Hiroki Tominaga – Atelier

くれ縁の住宅 / House with added veranda

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【居住面積をデザインする】
1フロア300㎡以上あるビル一部の住居部分の世代交代に伴う改修である。元々は大家族で住まわれていた家も、夫婦ふたりの住まいとなり、スペースはあれど、掃除の大変さなども考えたら暮らしはコンパクトでいい。
どこまで手をつけるとちょうどいい住まいになるかを施主と延々議論し、適正な居住面積を選択しデザインすることが求められた。

私たちが提案したのは、南側に外部空間を挿入することで、室内面積を減らしつつ暮らしと街との距離を再構築すること。分譲マンションとは違い、共用部という概念がないので、ブラインドのいつも下りている掃除のできない南側の窓を全部外してテラスにし、内側に大きな木製サッシをつけて、縁側のような場所として街まで含めてオープンに住む暮らしを提案した。

【部位や目地の拡充による生きられた空間の継承】
くれ縁というのは、屋根の軒下の縁側として使う「濡れ縁」に対して、母屋の外側に付け足された下屋空間を縁側として使うことを指すが、ここでは母屋の内側に縁側に見立てられたボリュームが付け足されることで、減築と増築が同時に行われるような場所の成立を目論んだ。

新しい空間の挿入と同時に、元あった窓の痕跡や、既存和室空間の長押やものの目地に注目し、それらの部位を新しい空間にも増殖させていくことで、元のリビング空間や和室などのこれまでの生きられた空間と接続していくことを目指した。

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