川越駅前旧ヤオコービルに入る乳腺外科専門のクリニック。女性専門のクリニックを現代の修道院に見立てた。エレベーターホールには抽象化された上からの光が落ちる。アーチ状の扉を開けて中に入ると、待合室から診察室にまたがってボールト状の天井空間が覆う構成となっている。最大限天井の高さを確保しつつ、ダクトの隠ぺいなどに必要な天井のボリュームと、床から立ち上がる必要な部屋のボリュームが少しずつズレて重なることで、閉じるところは閉じながら、開放的な空間を実現した。
延床面積:142.50m2
設計期間:2019年4月-2019年6月
見積期間:2019年6月-7月
施工期間:2019年7月-10月
設 計:富永大毅建築都市計画事務所
photo 中山保寛写真事務所