本日の日大の合同講評会で各大学での後期の設計指導が終了し、打ち上げで15時から飲み始めたら気づくと終わりが22時過ぎ。。。
久々に満点をつけるような学生を教えたけど、もう自分の大学二年と比較すると恐ろしいくらい優秀で、末恐ろしい。。
今年度は設計課題では何をどう教えたらいいのか、どこからは教えるべきではないのかということが自分の中ではっきりして、非常に教えやすかった。
今まで学生のやる気スイッチがどこにあるかは分からないと思っていたんだけど、ある程度意図して押せるようになった気がする。
教員のできることは
・学生が作ってきた案の見方、読み方を提示する
・ただ驚いて面白がる
・似たような既往の作品や考え方があれば紹介する
・読み方に基づいてディベロップするためのスタディ方法を考える
ということである。
ただ驚くだけでいい話を打ち上げでほかの先生とも共有できて面白かったけど、学生は自分のアウトプットで先生のテンションが上がるかを結構見ていて、そこに確かにスイッチがある。
やってはいけないのはいつも正解を教えて
学生自らが答えにたどり着こうとするのを先回りしてしまうことだ。
これは子育てと全く同じ。
ただここまでやってもその先の手が動かない学生は動かない。
そこからは覚悟を決めて図面を描き切る学生だけがきちんとした成果に辿り着ける。
覚悟を決める力がほとんど上がりを決めていると言ってもいい。
そしてこの覚悟力のベースとなる自主性が初等教育で死んだ状態になっているのが今の大学生。
自主性はいろいろ見ていても学力とは直接的には無関係で
それまでの成功体験的なものがベースにあるように思う。
(そういう意味では学力も無関係ではないのだけど)
打ち上げでは自主性を育むスポーツとそうでないスポーツがあるという話も出た。
いくつかの大学を見ていて自主性の育成に左右していると思うのは、
自分ごととして、やらされている感じにならないカリキュラムの組み方と、
周りの仲間と一緒に学ぶ空間の質でほとんど決まっている気がする。
非常勤にもできることとして、特に今の学生には昔と違って、こういう建築をつくりたいみたいなものがないから、まずは自分の好きなものを探させる作業が本当に大事。
それと学生間のコミュニケーションを円滑にするような机配置や議論を起こしやすくするチーム割。最初の2回くらいでこれらをきちんとできると学生は自主的に動き始める。
現実にはそれでもB評価が半分いるのでそんなに甘くない。
とはいえ8年くらい教えてきて、教えすぎた時期、何も教えない方がいいという時期を超えて、ようやく建築設計を教えるということがどういうことか分かってきた気がします。








