【ウッドストックハウス-すぎんち-】新建築住宅特集4月号掲載(2024年)

弊社設計である木造平屋の改修「ウッドストックハウス-すぎんち-」が新建築住宅特集4月号に掲載されています。

この家は、実はまだ健在な藤間のおばあちゃんの家の改修であり、我々の家賃が施設代に補充されるスキームとなっています。改修にかかった金額は坪単価でいうと30万円強。
去年の年明けくらいから片づけを始めて、週末の度に八王子に来て、半年にわたって小さな子どもも一緒に壊したり工務店の工事の合間に塗装したり片づけたりを繰り返しながら、引っ越し直前にギリギリ竣工写真を撮って、一旦大量のモノに溢れたものを新生活でバタバタしながらもなんとか片づけて、雑誌撮影に漕ぎつけました。
この間引っ越しの理由のひとつであった、ちょっと調子が悪くなり始めていた藤間の父が急逝し、たくさんの後悔に心折れそうになりながら、それでも家族で一丸となって前に進めて来た結果として、新しいスタートがカタチになったことを、ちょうど彼岸のタイミングということもあり、週末に墓参りして報告してきました。
ちなみに「すぎんち」というサブタイトルは家に愛称のような名前をつける師の教えに倣い、木の名前が付いた子どもたちと一緒に、今回はスギを使った家だからーということで考えた結果、予想以上に子どもたちの間でその呼称が浸透しすぎて、載せざるを得なくなったやつです(笑)。
この一年内覧会や展覧会のお誘いなど、伺えないどころか返信もままならぬ不義理をたくさん積み重ねて参りましたことをこの場をお借りしてお詫びいたします。
「郊外を再開墾する」という論考を書きました。2か月連続の論考です。結果として新しい時代の建築の可能性をひとつ開けた気がしているので、ぜひ雑誌を手に取ってご覧いただければと思います。
メーテルがこっちを見ていたり、まっくろくろすけがいたり、撮影当日プレゼン準備でテンパって対応しきれず、結果、新建築の新境地的な写真も見どころです(笑)
ご覧いただきご意見いただけますと幸いです。あとだいたいおりますので、言っていただければご案内します。肉を持参いただければ、廃建材で美味しく焼きます(笑)

大きな本屋さんに置いてあるタイプの専門誌です。ご覧頂ければ幸いです。


2024-03-19