【blog】福島県富岡町を見てきました


震災復興の小さなお手伝いを福島第一原発から30kmの川内村ですることになったので
震災後始めて福島県に行ってきました。

正直閑散としたイメージを抱いていたのですが、新幹線で降りた郡山駅周辺も、福島空港も、ものすごい人と活気でびっくり。
復興関係の工事で大変潤っているようでした。
正直福島で生活することにはネガティブな意見を持っていたのですが、これだけたくさんの人を目の辺りにすると何も言えなくなりますね。

原発から30kmの川内村も事故当初は居住禁止区域でしたが、2012年1月の帰村宣言から徐々に人が戻り始め、昨年秋にはおよそ50%の人が戻ってきている状態ですが、海に近い東側は未だ居住禁止区域が残っています。

今回、現地視察に伴って、山を東に越えて海側の、まだ居住のできない富岡町を見てきました。
現状空間線量は0.3マイクロシーベルト/h程度なので、訪れても全く問題はないんですが、全く除染のされていない状態。
富岡駅は海岸から200mくらいなので津波の影響をもろに受けている状態で、そのまま3年以上放置されていると町がどうなるか
止まった時間の中で植物だけが伸びていく風景。。
建築に携わる人間として非常に学ぶことの多い体験でした。

富岡駅のさらに海側に見えている黒い袋の山。福島ではあちこちに見る除染時にでる汚染された土が入った袋です。



2014-08-04