【帝京大学小学校】2014年建築学会作品選奨受賞


隈事務所時代に担当した帝京大学小学校が、BCS賞(建設業連合会の賞)に続き、
2014年の建築学会作品選奨を受賞しました。

建築の質に物凄いこだわるというワケでもないクライアントと、
基本設計から竣工まで2年弱というタイトなスケジュールの中、
アトリエ事務所と組織設計の共同設計で、
選奨まで漕ぎつけたというのは、今思っても奇跡的な時間。
よっぽど僕以外の人が優秀だったんでしょう(笑)

僕はと言えば、あまりにいろいろタイトだったために何かと早くまとめようというベクトルが働きがちな気配を察し、
ひたすらかき回す役割に徹していたことを覚えています(笑)

改めて思うといま僕が実践している”可塑性のあるデザイン”はこの時が発端だったと今になって思います。
この時は棟だけを揃えて軒高を変えてよいというルールを設定することで
大屋根をつくりたいボスと、日本設計がたくさん持っている計画学のノウハウを両方活かせる基盤が
上手く作れたと同時に、
コストやスケジュールのコントロールが容易になったのじゃなかったかと思っています。

↓以下選考評です。
https://www.aij.or.jp/images/2014-syo-pdf/2014-award_KUMA_teikyo.pdf

関係者の皆様ありがとうございました。
おつかれさまでした。


2014-06-02