Hiroki Tominaga – Atelier

天蓋の住宅 / house of canopy bed

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40㎡2DKの中古マンションの改装。写真は解体直後。

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天蓋は切紙の要領でパタンをスタディ

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ベッドをプライベートスペースとして仕切るという天蓋の成り立ちに立ち戻っています。

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天涯は正方形のパタンが回転しながら落ちてくるような動きをデザインすることで、上の方ほど視線が抜けるようにしています。

既存床にモルタルを打ったリビングスペース

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古材風フローリングに天蓋の影が映ります。

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天井は既存梁を利用した間接照明

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[天蓋の住宅]
40㎡の女子一人暮らしのための集合住宅1室の改修計画。
天蓋という言葉自体は元々インドの仏像の頭上にかざす衣笠に由来しますが、いわゆる天涯ベッドというのは、中世ヨーロッパに由来すると言われています。
当時の上流階級においては寝室の概念がなく、寝室がほかの部屋と区別されていませんでした。そのために広間の中で寝室としての区切りをしたり、すきま風や埃を防ぐ役割の、天井から吊るされたカーテンが「天蓋ベッド」のはじまりとされています。
女子の一人住まいではベッドのみがプライベート空間なので、この仕切りを最小化しようとしたために生まれた天蓋は、まさに天蓋ベッドの成り立ち(形式)に立ち戻っていると言えます。
布製の天蓋カーテンを建築化するにあたり、元々風で動くような質感のものを動かないようにすることと、同時に視覚的に動いて見えるようにすることの両方を同時に考えました。天蓋の文様を四角形のパタンが回転しながら落ちて行っているように見えるように、時間軸の感じられるデザインとすることで、天蓋本来の質感を実現しようとしました。天蓋には間接照明が入っており、普段は室中央で光る行灯となるようにしました。

延床面積:39.7㎡
設計期間:2012年8月初旬-2012年10月初旬
見積期間:2012年10月中旬-2012年12月初旬
施工期間:2013年1月初旬-3月初旬
設  計:富永大毅建築都市計画事務所+胡実
施工会社:佐久間工務店
総工費 :約320万