Hiroki Tominaga – Atelier

【建築】岐阜メディアコスモス


上棟式ついでに岐阜に寄り道して伊東豊雄さんのメディアコスモス見てきました。
わかりやすく言うと1Fがホールとかギャラリー、小会議室やスタジオなどが集まった市民センターで2Fが図書館みたいな施設。

2Fの木の薄板を曲げつつ、交差させながら積み上げた天井が凄い。相当な労力だっただろうことにも感動するけれど、まず建物全体を包む木の香りがとてもいい。
大空間にも関わらず音が反響しないところもこの天井のおかげと思います。

平面はメディアテーク的な円形のグローブと呼ばれるコアが点在する構成。それぞれのグローブが異なる性格を持つよう、覆いのパタンだけでなく家具を中心に丁寧にデザインされていて、利用者もとても楽しそうでした。


平面以前の枠組み(天井)のデザインがとてもしっかりして、それが地産地消や省エネにつながっていることと、照明や家具やカーテン、サインといった細かいディテールのクオリティの高いこと。今建築家が建物の設計においてなされるべきことが遺憾なく発揮されている感じでとても気持ちのいい建物でした。


ただ、夜に行ったせいかもしれませんが、ほぼ正方形平面の建物で周囲が均質に広場という状況で、微妙なデザインの差異を持って点在する円形のグローブを手がかりに本を探すのは、実際にやってみると本当に至難の業だなあと。特定の市民の施設なので慣れの問題かもしれませんが。